『継母の連れ子が元カノだった』
録りためてしまうものと毎週消化するのに分かれるのだが、毎週消化するものの中でこれが最初に最終回を迎えた。
アニメ的には特筆すべきものはなく、お話が特段良かったというのではないが、本好きな若者の不器用なやりとりが微笑ましかった。
『リコリス・リコイル』
安済知佳は『刻刻』の主人公でもあったし、他にもいくつかの作品で知っているはずだが、意識したのは『さんかく窓の外側は夜』の女子高生役が素晴らしかったからだ。そして本作ではまた一層の素晴らしさに毎回感心した。感情表現の豊かさと軽やかさ。
作画も一貫してレベルが高いままで、スピード感もリズム感も緻密に演出されている。
『よふかしのうた』
夜更かしのワクワク感を感じさせた1話に感動して見続けたが、それほどドラマが展開するでもなく、後半はどんどん盛り下がった。通して、夜空・星空の美しさは出色だったが。
『サマータイムレンダ』
2クールで完結して、なおかつそれが3日ほどの間を何度も繰り返すだけで、最終回は、初回と同じ日を、全て大団円になった上でもう一度繰り返すという構成の妙に感心した。タイムリープを駆使したパズル的な知恵比べも見応えがあった。
ただ、やたらと誰が好きだという要素が強調されるところが、かなり鬱陶しかった。
『ユーレイデコ』
『攻殻機動隊SCS』の脚本をやっていた佐藤大と湯浅政明の企画ということで期待した。最初のあたりはビジュアルイメージもアクションもレベルが高いと感じたが、世界観はポップにした『電脳コイル』の二番煎じという感じで、そうなるとレベルの落ちてきた中盤からはワクワクもしなくなっていって、残念な終盤だった。
『メイドインアビス』
劇場版の鬱展開もなかなかのものだったが、物語的に劇場版に続く本作第2シーズンも、そうそうにそういう気配があって、長らくHDに溜めたまま手を付けずにいた。
半年近くなってようやく通しで観たのだが、やはり辛い描写が続く。だがアニメーションのレベルは高いまま、そして強いドラマ性を保ったまま1クール12話を完結した。悲劇の中で主人公の揺るぎない前向きさが凄い。
『異世界おじさん』が途中から再放送になってしまうのはコロナの影響らしい。来シーズンの再放送、完結に期待。
『惑星のさみだれ』は、アニメ化がニュースになったときに我が家で湧いたのだが、始まってみるとあまりのアニメのレベルの低さにがっかりし続け、それでも1クール観て、2クールものだとわかったところで脱落。
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