いつの間にかシャマランの新作がアマプラに上がっている。『スプリット』をとばして観る。
これも『VISIT』以来の低予算映画だった。『Zoom』ほどとは言わないが『メッセージ』などと比べて安上がりにできているのが見ていてわかる。
だがもちろん脚本だ。演技は『Zoom』でさえ充分観られるレベルだ。シャマラン映画となればもちろんそこは問題なく、演出や編集も手堅い。やはり脚本だ。
異様なスピードで老化するビーチ、という設定がどこから発想されたか全く謎だが、それがどこに決着するのやらちっともわからない。妄想・集団催眠オチなども予想の選択肢だが、そんなことはなく、そういうことが起こったとしたら、で話が進む。となればこれはビーチを舞台にしたSSSだ。
そういう意味ではよくできていた。設定の中でいろいろなイベントが起こり、人生のメタファーのような(娘談)展開になんだかしみじみしたりもし、最後はそれなりのハッピーエンドに救われつつも取り返しのつかない喪失感もある。
充分に面白かった。
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