「テレビ初登場」とかいう仰々しい煽り文句で3時間近い放送時間をとって放送したわりに、つまるところ面白くなかった。「清須会議」という素材が面白くなりそうな予感はテレビのCFから感じていたが、それが生かせているようには到底思えなかった。「
評定」の面白さときたら『12人の優しい日本人』のはずじゃないのか? 二転三転する議論の行方やその裏に進行するかけひき、と言葉にすれば『12人』と同様の面白さを盛り込めるはずの設定なのに、この質量の違いはなんなんだ。といって『マジックアワー』や『有頂天ホテル』のように、複雑に混乱した物語の行方がアクロバティックに着地するような展開の面白さもない。
この間の「おやじの背中」の惨状といい、三谷幸喜、仕事のしすぎが原因だということなのだろうか。単に。
敢えて美点を挙げるなら、大泉洋と中谷美紀の演ずるキャラクターは魅力的だった。これも
前に書いたとおり。
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