2026年6月8日月曜日

『勝手にふるえてろ』-消化不良

 『私をくいとめて』の大九明子の前作。松岡茉優の初主演映画なのだという。あれほどの活躍をしていて、意外ではある。その次の主演作が『蜜蜂と遠雷』なのか。

 『私をくいとめて』と同じく綿矢りさの原作。どちらも妄想癖のある主人公の日常を描くから、現実の境界が曖昧な描写が特徴。いや、設定が似すぎだろ。ありなのか、これは。

 それと、のんも松岡も、これが「冴えない」コミュ障なのかというのがどうもすんなりと受け入れられない。コミュ障はともかく、どうみても可愛い。これで人に好かれにくいという設定が難しい。といって本当にそういうキャラクターが似合う女優が演じて、それでも魅力的に見せなければならないとなると、それはそれで難しいだろうが。

 あちこちでこれは喜べば良いのか悲しめば良いのか観客として判断に迷う場面が続いて、最後の「勝手にふるえてろ」の解釈ができなかったこともあって消化不良。 


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