突然失踪した娘を父親が捜す。それだけ言えば『96』と同じ設定だが、あちらが堂々たるアクション映画のシリーズであるのに対して、本作は映画の画面が全てPCの画面そのままであるという、極めて限定された設定がユニーク。ホラーの『Zoom』でもあったアイデアではあるが、あちらは題名通りビデオ通話の画面のみだが、こちらはPCの操作画面がまた驚くほど「見せる」。捜すという目的に対してやれることが何なのかを、主人公が探り、試し、わかった情報によって次々と試行錯誤していく展開がスリリングなのだ。
物語の展開としても、物語が進むにつれて関係者の事件への関わり方について、次々と新たな事実が明らかになっていく。それぞれの局面で予想される「真相」が二転三転していく。
その末に、見事にハッピーエンドに決着する。
限定された設定の中でやれるアイデアを詰め込んだ、恐ろしくよくできた脚本だが、それを高い緊張感で描ききる演出ももちろんすごい。調べてみると『RUN 』の監督なのだった。
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