アマプラでやたらとリコメンドされる「怖い」映画ということでタイミングが合えば観ようと思っていた。予告編はなるほど怖そうではある。
主人公はFBIの捜査官である若い女性で、連続殺人事件を追うというのだから、どうしても『羊たちの沈黙』を思わざるを得ない。確かにそんな風に展開する。レクター博士こそ出てこないが、主人公の直感力が並外れているとか幼児期に特殊な経験をしているとか。
だが結局、大いに不満足に終わった。また例によってキリスト教の悪魔が元凶なのだった。ホラーでこれが持ち出されるといつもがっかりしてしまうのだが、サイコサスペンスかと思って観始めたのに、敵がサタンだなんて、いい加減にしてほしい。
加えて、何もカタルシスがない。最後のケースが解決しないばかりか、それがなんとも無策なまま手をこまねいていることに、納得できる「仕方なさ」がない。これもまた、元凶が悪魔である以上、しょうがないとでもいうのだろう。勝って終わるためには神を持ち出すしかないんだろうが、それはそれで安っぽくなるんだろうし。
ああキリスト教圏の映画。
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