魔法の出てこない「シンデレラ」のアナザー・ストーリー。
完璧な美人、というわけではないドリュー・バリュモアをシンデレラにキャスティングするあたりで意図は充分わかる。一方的に王子に選ばれるわけではなく、そしてパーティーの一目惚れによってではなく、意志の強さや聡明さを王子に納得させつつ、関わりを持たせる過程を通して、皇太子妃に成り上がる「シンデレラ・ストーリー」を描こうとしているわけだ。
王子が、ダニエル(シンデレラ)の嘘を知って心変わりをする展開が、物語の要請する、障害のための障害に過ぎないように見えてしまうことが興醒めなのは残念だが、全体には気持ちの良いエンターテイメント映画。まるでディズニーだと思ったが20世紀フォックスなのか。
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