ハル・ベリー演ずる女性記者が、友人の殺人事件を追って、ブルース・ウィリス演ずるIT企業の社長に迫るのだが、いよいよ社長の逮捕から裁判と流れる展開のあっさりさにとまどっていると、そのあとにどんでん返しの真実が明らかになる。
なるほど「どんでん返し」ね。
これが「面白いはず」と想定されていることはわかる。だがこの面白さの想定は空振りしていると思わざるをえない。そこまでの真実究明の過程にひねりもサスペンスもなく、ひっくり返されても特に感慨がないのだ。単に、そういうことをしたい映画だったの!? とびっくりしただけだった。
ジョヴァンニ・リビシ演ずる主人公の同僚は、主人公に対する愛情が報われない、変質的で切ないキャラクターといい、演技といい絶品だったが。
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