十数年ぶりに見直した。面白かった印象はあるが、なんとなく記憶している場面がなかったりして、まあ初見みたいな。
とはいえ、パンデミックものとして『コンテイジョン』と並び称される本作は、パンデミックものの重厚感としては『コンテイジョン』に一歩譲る。その分、エンタテインメントとしてはサービス満点。会話の隅々までウィットに富んだやりとりで、脚本のうまさはさすがのハリウッド大作だと感心。とはいえ夫婦の危機が乗り越えられるのは好ましい味付けかもしれないが、ヘリコプターチェイスは不必要なアクションだと思われる。軍の陰謀との対決という構図も、古めかしい。
それよりも真っ当にパンデミックというテーマを突き詰めてほしいと思ってしまったのは、コロナを経ての鑑賞だったからか。
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