なんというタイミングか、フランク・ダラボンが脚本に参加しているという(ただしノークレジット)『GODZILLA ゴジラ』2014年ハリウッド版が放送された。途中まで観て寝落ちし、翌日続きを録画で観た。
映像的には、どうにも日本映画には真似の出来ないスケール感を出していて見事だったが、ほんとにこれ、フランク・ダラボンが脚本に参加してるの?
もしかしたらテレビ放送用のカットの問題かもしれないが、どうにも描写不足で話が展開していく。画としてのスケール感はあるが、ちゃんと物理演算しているかどうか怪しい動きがあるように感ずる描写もしばしば。
何より、どこを楽しめばいいのかわからない、という物語展開。眠くて感情移入できなかった可能性もあるが、かろうじて頭で追っていた限りでは隅から隅までお約束な展開で終わったとしか思えなかった。ゴジラがなぜ別の怪獣を攻撃して、まるで人類を守っているかのうように見えるのか、渡辺謙が「調和をとりもどそうと」的なことを言っていたが、それだけ? どうしてゴジラがそれをするかの理由は語られないまま。テレビ放送用のカットのせいか?
というわけで、特別怪獣映画にマニアックな情熱のない者には楽しめなかった。平成ガメラシリーズや『クローバーフィールド』の方がずっと面白かった。というか『クローバーフィールド』は名作と言っていいと思うが。
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