2018年11月11日日曜日

『カラスになったおれは地上の世界をみおろした。』-愚にもつかない

 キリンジの「エイリアンズ」が主題曲だというので観てみたが、脚本といい演出といい、愚にもつかぬ代物だった。結構なキャリアのあるベテランが脚本兼演出だったのだが。物語も安直、演出としてもまるで「人間」を描いていない。1時間半を勿体ないことをした。製作費を思いやると、そちらの方が勿体ないのだが。
 しかも「エイリアンズ」は最初にちょっと流れるだけでエンディングテーマも別だし、効果的でもないし。
 ただ、鴉の視点だというドローン撮影の映像はそれだけで惹きこまれる。なんだか安直だ。演出力も問われず、ただ日常にない映像だから、それだけで映像体験として感情を揺さぶる。ずるい。
 それと酒井美紀が出演していたのだが、声があまりに「おばさん」でびっくりした。あの「白線流し」の女子高生が。『Love Letter』の中学生が。

0 件のコメント:

コメントを投稿