2024年9月24日火曜日

『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』-クドカンに求めるもの

 宮藤官九郎の監督・脚本作品だというので、観てみるが、手放しで面白かったとも言い難い。ギャグは効いていた。確かにクドカン作品の面白さに笑いがあるのは確かだが、それだけを求めているわけでもない。「ゆとりですが何か」の面白さも、そこではない。くすりとさせてくれるのは悪くはないが。それよりもストーリーの巧みさと人間ドラマではないか。

 もちろん輪廻転生ものとして切ない決着を見せようとはしている。だが、全体には無理矢理なギャグが邪魔していて、あんまりそれにはのれなかった。

 長瀬智也と神木隆之介のうまいことには唸ったし、音楽がのりのりなのも楽しかったが。


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