スペイン産のゾンビ映画。邦題だと思ったら、原題がそのままなのだった。感染者が走るという『28日後』パターン。
安っぽくはない。雨の高速で、トラックを追い越す描写を入れておいて、その後で路上に急停車したあと、車内のやりとりに集中させておいて、案の定そのトラックが追突する。うまい。
移動途中の老婆宅への居候と、去り際の苦さなども悪くない。
病院に逃げ込んだときに、ヘリポートまでの数十メートルを、ゾンビの群れをどう抜けるかという問題に対し、ケージを連結させた移動式バリケードを作って、そこに立てこもりながら移動するなど、アイデアも楽しい。
が、全体に、申し分なく面白いということもない。
終末感はやはり、人気のなくなった街の描写によって描かれるのだろう。
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