2025年7月1日火曜日

2025年第2クール(4-6)のアニメ

 片っ端から1話を録り、最初からテーマソングしか確認しないのが大半だが、今クールは3話くらいでやめたのが、『アポカリプスホテル』『ある魔女が死ぬまで』『宇宙人ムームー』『GAMERA -Rebirth-』『九龍ジェネリックロマンス』『ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』『ざつ旅-That's Journey-』『男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)』『謎解きはディナーのあとで』『日々は過ぎれど飯うまし』と、けっこう多かった。だんだん作画レベルが落ちてきたり、脚本やら演出やらの人間描写が安っぽかったりでやめるのだが。

 『アン・シャーリー』は『赤毛のアン』の新作だというのに、残念きわまる。高畑勲をレストアなりリマスタリングするなりして再放送する方がはるかに有益。


『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GO』

 なんか20年ぶり? 子供も覚えている、おそろしくよくできたギャグマンガのアニメ。アニメとしてよくできている必要はまったくなく、ただやたらと早口で喋り、間を詰めて編集するだけ。元のギャグがあまりに面白いので、それだけで面白い。が、20年の年月を全く感じさせない。何の質の向上もない。にもかかわらず面白い。


『片田舎のおっさん、剣聖になる』

 平田広明の声が人柄の安定感を保証しているので、見ていて心地よい。このパターンは『俺はすべてをパリィする』だな。


『小市民シリーズ』

 シーズン1と変わらず高品質なアニメだが、びっくりするほどつまらなかった前シーズンに比べて、面白かった。1クールでエピソードが2つという引きが。謎で引っ張り、サスペンスでドキドキさせる。

 OPのヨルシカ「火星人」はヨルシカ中でもかなり好きな曲。


『忍者と殺し屋のふたりぐらし』

 大量に作られる深夜アニメで、花澤香菜は相変わらずいくつもの主役級キャラを演じているが、本作ではちょっとクールなキャラクターを演じていて、こういうのもちゃんと作ってくるところがさすが。シャフトといえばなるほどという、時々妙に高品質な作画も悪くなかったが、あまりに無軌道な作品が、どのあたりに決着するのかと最後まで見守った。だんだんわかりやすい人情ものになったのだが、それはそれで悪い印象ではない。


『ロックは淑女の嗜みでして』

 演奏シーンのアニメと、実際に演奏されている音が高品質で、音楽的にも見応え・聴き応えがあったし、基本的には痛快な展開の連続に毎度快哉を叫びつつ見続けた。


『LAZARUS』

 大御所、渡辺信一郎だが、最近作の『残響のテロル』『キャロル&チューズデイ』はどちらも面白いとは思えず、期待の中に不安も。

 映像も音楽も素晴らしく、とりわけOPの転調を繰り返すインストゥルメンタル曲は、ストリングスのアレンジの壮大さも見事で始まった途端に劇的なドラマ性を感じさせる。

 アニメーションも最初から最後まで見事で、とりわけアクション監督を務めるチャド・スタエルスキは本人も格闘技経験のあるというだけあって、「ちゃんとした」格闘を描いている。背景美術も安っぽくない。

 だが、物語に引き込まれたかというと残念ながらそれほどでもなかった。どこかで観たようなSFの寄せ集め的で、それが強いドラマを生み出しているかと言えばそうでもない。例えば、人類の存亡の危機に政府機関によって集められた特別チームがあのメンバーだというのは、ちょっと無理がある。行動しているうちに仲間意識が芽生えてくるというのは悪くないが、それ以上に、人類の危機という切迫感はどうも感じられず。ということで大きなカタルシスもなく。

 本当にアニメーションの素晴らしさには毎回感嘆していただけに、残念。


『戦隊大失格』

 前シーズンからの決着ということで。

 総じてアニメーションの質は高いままだったが、見直したいほど面白かったといえばそうでもない。怪人の作る学校空間に閉じ込められてループするエピソードは楽しかったが。それは本筋よりも「ループもの」としての楽しさ。

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