2015年6月2日火曜日

映画を批評するサイト

 とりあえず映画を観たことだけは欠かさず書き留めるというのがこのブログのルールだが、「観た」だけではあまりに愛想がないので感想じみたものも書き加えることになる。そうなるとそもそも監督だの出演者だのについても調べなくてはならなくなる。結構な時間がかかる。
 肝心の映画の評価についても、やはり他人の意見が気になってみてしまう。世の中にはなんと熱心な(あるいは暇な)人がいっぱいいるのだろうと驚嘆してしまうのだが、映画レビューのサイトは、どれもまずあらすじの紹介をするところから始めるのである。その点はまったく不親切きわまるこのブログでは、そもそもレビューをする気がないのである。
 レビューのための心遣いと共に、やはり見巧者が多いのにも感心させられる。信じがたいほどの熱心さで、観た映画を批評する。このサイトが珍しく気合いを入れた『見えないほどの遠くの空を』『そして父になる』のような記事を、ずらりと並べたサイトも珍しくない。
 今日は、まったく別のリンクからたどって、ずいぶん凄い記事を並べたサイトだなあと感心していたら、それがつい前回の記事でリンクを貼っておいた『はじまりのみち』をとりあげた「k-onoderaの映画批評」というサイトであったことに、途中で気づいた。なんたる偶然。
 『借りぐらしのアリエッティ』 脅威!不毛の煉獄アニメーション
などは、そのあまりの毒舌ぶりを痛快に思いつつ、その批判には実に納得させられ爽快でさえあった。
 ところがこの筆者が『かぐや姫の物語』についてはえらく高評価なのだった。
『かぐや姫の物語』生命を吹き込む魔法
これと、前回リンクした「新玖足手帖が、まったく逆の評価をしているにもかかわらず、そのどちらもに納得させられるところが面白い。アマゾンのカスタマー・レビューなどでも、高評価と低評価のどちらにも説得的なレビューが見出せることがある。面白い。

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