2015年11月1日日曜日

『セクター5 第5地区』(原題:VAMPYRE:NATION)

 邦題が「第9地区」のパクリであることは、別に隠そうとはしていないだろうが、まるわかりである。「第9地区」のエイリアンがヴァンパイアになった、吸血鬼特区のお話。
 もちろんこの邦題からわかるとおりB級である。だが低予算映画がつまらないとは限らない。アイデアと志次第だ。だがどちらもあまりなかった。まじめにこの映画のつまらなさを論ずるサイト、ブログは偉いと思う。そんな情熱はわかない。いっそ怒りを覚える、という動機で書きたくなるわけでもない。金がかかっていることは間違いないのに、残念なことだ。
 ついでに、ゾンビとともに、ヴァンパイアというのも、素材としては面白いかも知れない、とも思った。どちらも人間が「なる」ものとしての両義性があるからだ(原ヴァンパイアみたいなものもいるらしかったが)。さらにウィルス感染で単なる巨大吸血蝙蝠と化した、元ヴァンパイアを交えての三つどもえという設定は、描き方次第で面白くなるだろうな。
 残念なことだ。

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