2015年12月6日日曜日

陽月メグミ 2

 先日YouTubeで見つけて驚いた「陽月メグミ」さんのライブが東京であるというので(大阪在住の人だそうだ)行ってきた。この週末の、めずらしく余裕のある日程が幸いだった。
 京王線明大前駅近くの「One」。入ってみると狭い狭い。客は満員で10人ちょっとというところ。ステージまで2mといった距離のカウンターに座って、演奏を堪能できた。
 「最初にボサノバを何曲か」と言って、一曲目が「イパネマの娘」で、オッとなった。スタンダード中のスタンダードが最初にきても不思議はないというより、素人向けにわかりやすくという配慮だろうけれど、オッというのは、先週の日曜日に、こちらもライブでやった曲だったからだ。あちらはビッグバンド用にアレンジされたものを、なんとかシンプルにシンプルに、ボサノバ本来のサウンドに戻そうと音を削って削って、ようやく納得できるものにしたのだが、こちらはガットギター弾き語りという、由緒正しいボサノバだった。ボサノバをビッグバンドでやるなんて、ボサノバへの冒瀆だと思う。
 メグミさんのライブは、多くはボサノバテイストのアレンジだったが、2ステージの1曲目とラストのジャミロクアイといい、ライブではそれなりにダイナミクスのある演奏もまたエモーショナルで良いのだった。You-tubeよりもずっと良かったのは、臨場感というだけでなく、多分、ライブという場で力を発揮する人だからだと思う。
 2ndステージのラストのJamiroquai「Virtual Insanity」


 昨夕、家を出てくるときに歩道橋の上から、夕空をバックにした富士山のシルエットがくっきり見えて印象的だったのだが、今朝の帰りに、駅のホームの延長上に、これまたくっきりと冬の富士山が見えていてびっくり。千葉県の印旛郡から見た富士山はこの距離にして見えるかという大きさが驚きだが、東京の世田谷から見ると、単に大きくて驚く。
 こういうとき、スマホだとそれぞれの写真を撮っておいてここに載せて比べられるのだが、ガラケーゆえそんなことをする発想が浮かばない。

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