リュック・ベッソンなのだから、それなりに手堅く面白いものを作るんだろうと思って観始めると、妙にコメディタッチでチープだ。広末涼子が出てきてからは、当時の広末の魅力で見られるようになったのだが、お話としては最後までチープ。日本の街中で銃撃戦は無理だな。そうした事態のシリアスさがまるで描かれないアンバランスさが、物語全体をしらけさせてしまう。
日本人には広末人気をあてこんだのか? フランス向けには「レオン」の二番煎じとしてヒットが期待されたのか? どういう需要があったのかわからないが、まあキワモノなんだろう。
ジャン・レノと広末がデパートで買い物をする件などは、コメディとしては悪くないテンポだったのだが。広末は、演技も堂々として、ジャン・レノの存在感に見劣りしなかった。
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