2020年12月20日日曜日

『サカサマのパテマ』-眩暈のする世界観

 重力の方向が逆になった人や物が地下にいて、その世界とこの世界が交錯するという物語設定は、とにかくそこに科学的な説明をする気もないらしいトンデモ設定なのだが、しかしビジュアル的には眩暈のするような実に魅力的な世界観だった。

 ストーリー的にも起伏に富んだ脚本がよくできていて、ボーイ・ミーツ・ガールが安易すぎるのと、ヒロインがそれほど魅力的でないのと、悪の支配者がステロタイプすぎるのが残念ではあったが、アニメーション映画としては相当に質の高い一作だった。


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