『ボーン』シリーズの最初の3作はたぶん2回ずつ観ている。どれがどれの場面だったのかもう混同しているが、とにかくどれも驚くべき出来だと思った。マット・デイモンではない『ボーン・レガシー』も凄い映画だった。ああいう映画を日本が作ることはほとんど絶望的だと思われる。
さてマット・デイモンとしては4作目の本作もまたすごかった。ストーリーとしてはいささか単純に過ぎるという気もする。主人公が復讐という動機で動きすぎているところが、らしくないなあ、とも思う。降りかかる火の粉を払うという動機で動いていた前作までに比べると。
だが、2回に及ぶカーチェイスの凄さは、本当に感嘆すべきもので、どれほどの準備をして、これがなしえているのか、見当もつかない。
法的な問題だけでなく、アニメでなら作れるかといえば、現状でこれほどのイマジネーションを可能にするアニメスタジオがあろうという期待はできない。
ハリウッドのすごさ。ポール・グリーングラスのすごさ。
0 件のコメント:
コメントを投稿