軽く観られるホラーを。
雰囲気が怖い。物寂しい校外の畜産農家の佇まいも、始終曇っている空も。
そして肝心の「敵」の恐怖は、実にジワジワと迫ってきて、だがここぞというところでは音もそれなりに大きく、いきなり後ろにいる、などといういかにも俗悪な脅かし方で観る者を怖がらせる。
ホラーとしてはよくできている。まっとうに怖い。
が、結局悪魔なのか。キリスト教圏は。
心理的な攻撃で自殺者がでる一方、飼っている羊が大量に殺されたりもする。どんな物理攻撃ができるのかわからない。なぜ人間には心理攻撃だけなのか。
究極のホラーは原罪意識なのだという、結局はキリスト教圏ホラー。
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