2019年3月18日月曜日

『SING』-そつのないエンターテイメント

 傾きかけた劇場の支配人と、音楽ショーのために開いたオーディションに集まった、それぞれに事情を抱える応募者たちが、劇場の再興をかけて一夜のショーを開く。
 米映画らしい、起伏のあるストーリーテリングに、適度に笑わせるギャグを入れつつ、ちゃんと人情話で泣かせる、そつのない脚本。擬人化された動物のCGの動きもユーモラスで、面白い映画だと言って良い。
 といって手放しで絶賛できるような感動はなかったが。
 たぶん劇場で観ると、音楽にもうちょっと感動できる。吹き替え陣は演技だけでなく歌も歌える人たちで、音楽ショーの感動は、やはり音楽そのものの力で起こるものでもある。大音量で聴くと違う、というのは『ボヘミアン・ラプソディ』で最近体験したばかり。

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