2025年4月1日火曜日

2025年第1クール(1-3)のアニメ

『全修』

 異世界転生ものも、それなりにあれこれ工夫をこらす。アニメ監督が転生した先が好きなアニメの世界で、知っているはずの展開が、自分が関わることで変わっていく、という設定。バッドエンドの鬱アニメが好きだった主人公は、自分が関わってしまうとその通りの展開を受け入れるわけにもいかず、ハッピーエンドを望んでしまう。

 有名アニメのパロディも、先の展開が気になるところも悪くなかったが、作画レベルがそれほど高くないのは『チェンソーマン』『呪術廻戦』のMAPPAにしてはと残念だが、そもそもこの会社は量産している中で質のそれほど高くないアニメもいっぱいある。


『花は咲く、修羅の如く』

 『響け!ユーフォニアム』の武田綾乃の放送部を扱ったアニメだというので期待したが、面白くはなかった。登場人物も魅力的ではなく、ストーリーに盛り上がりもなく、放送部ならではの、あるある感が面白さを感じさせることもなく。それぞれにそれをないがしろにしているわけではないのだが。物語の神は細部に宿る。神はいなかった。

 主人公が朗読志望者で、初回の『春と修羅』だけはすごかったが、それ以外、劇中で披露される数々の朗読が、残念ながらうまくない。ここはちゃんと指導してほしい。誰か関係者が。



『異修羅』

 シーズン2でまだまだ新キャラがどんどん出てくる。そしてますます何でもありだ。巨人とか竜とか。でもなんだか面白い。先が気になる。まだまだ話は続いている。


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