おすすめに上がってきたところで、何の映画化もわからずに見始める。
藤原竜也が、今はデリヘルの送迎ドライバーとして生計を立てている元文学賞受賞作家で、冒頭からチンピラにボコられるという情けない役柄を見事に演じている。単に情けないというだけではない。それなりに女にももてるところが可愛くないが、嫌みではない。どうしてという説明ができないが、藤原竜也が出ているだけでなんだか面白いというのはどういうわけか。
現実と小説の中の話が交錯して描かれ、小説の中だと思っていると実際に過去にあったらしいとわかる。時間軸が混ざっているのだ。
いろんな断片が嵌まって一つのストーリーにまとまっていく終盤は見事だった。
とはいえやはり藤原竜也の、わけのわからない魅力。
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