2018年7月27日金曜日

『フライト・オブ・フェニックス』-嬉しい拾い物

 砂漠に不時着した飛行機の、無事な機体部分から一回り小さな飛行機を作り直して砂漠を脱出するというトンデモな設定が気になって観始める。
 事前に情報を得なかったのだが、後から調べると有名な映画のリメイクだそうだし、主演はデニス・クエイドだし、これはそれほどB級なわけでもないのだった。
 それでも最初の嵐のCGは若干チャチだったのだが、演出的には十分に見られるレベル、というか相当に緊迫感のある不時着の描き方にドキドキさせられた。
 その後の人間ドラマも、サスペンスを構成する危機も(その回数も)申し分のない描き込みで、最後に砂漠を脱出した時のカタルシスは十分に満足できた。
 B級なのかという予想もあるなかで、こうした映画を観られた幸運は嬉しい。嬉しい拾い物。
 まあ、設計はともかく、溶接はどうしたんだよ、とかいう突っ込みは無粋か?

 重要な登場人物に、ずいぶんと癖のある役者をあてているなあと思っていたら、彼は『パーフェクト・ストレンジャー』でも印象深いジョヴァンニ・リビシなのか!

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