2023年3月21日火曜日

『エンド・オブ・キングダム』『エンド・オブ・ステイツ』-

  『エンド・オブ・ホワイトハウス』のシリーズ2.3作目を続けて一日で。

 総合的には第一作が最も凝縮したイベントの連続で面白かったとはいえるが、2.3作ともそれぞれ相当によくできた映画ではあった。もちろん、アメリカ礼賛の単純な論理が許せないと言う意見は尤もだが、そういう政治的思想の是非ではなく、アクションとサスペンスを評価するなら、大作として金をかけるに値する脚本にはなっていた。

 尤も、爆発シーンをCGで描くことで経費はいくらか抑えられているのかもしれない。それが安っぽくはないくらいに技術的に進歩したおかげで。アーロン・エッカートやモーガン・フリーマンら、役者のギャラは安くはないだろうに。

 1作目は北朝鮮、2作目はアラブ、3作目はロシアといった「アメリカの敵」を敵方にしているように見せて、実は1はテロリスト、2は武器商人、3は傭兵企業を敵として設定しているところが、バリエーションを網羅しているようで、工夫されているなあと妙に感心した。

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