2023年3月20日月曜日

『KOTOKO』-巧い役者としてのCocco

  子供を持つ不安はとてもわかるが、それだけでない対人関係の不安は、ちょっとやりすぎで共感が及ばない。それがCoccoだから、単なる不快感では済まされず見ていて辛い。

 基本的には良い映画だったと思うが、歌やダンスシーンの長さには辟易した。それこそがこの映画の力だと言いたいのだろうが、それならばライブ映画でいいではないか。映画は映画としての物語で見せてほしい。

 それにしてもCoccoが圧倒的な存在感の語り部であり巫女だというだけでなく、単に、非常に巧い役者であることにこそ感動した。

0 件のコメント:

コメントを投稿