昨年の「この1年」からここまで、31本の映画しか観ていない。ブログ開設から10年で、こんなに映画を観ていない1年はない。原因はわかっている。単に忙しかったのだ。夜も休日も、映画を観るほどのまとまった時間をとれないことが多かったのだ。
だがこの先はそれも一段落して通常運転になる予定。
というわけで10本を選ぶのが難しい。ある程度の強度を持った印象が残ったものをあげてみよう。何本になるか。
10/9『リチャード・ジュエル』-間然するところない
1/3『地球外少年少女』-圧倒的
2/12『グリッドマン・ユニバース』-胸熱
2/23『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』-高校の部活動
3/20『一秒先の彼女』-幸せに満ちた
6/10『ザ・ファブル』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』-アクション
6本というか7本というか。例年は10本を選んだうえで、迷ったものを次点としてなお10本選ぶこともできたのだが、この1年はこれ以外の作品を挙げたいという気にもならない。
珍しいことには洋画が1本しかない。むしろ例年は邦画が10本中1本くらいだったりするのに。
さてその洋画はクリント・イーストウッド作品で、あまりにもう当然のような手堅さで驚きも新鮮さも少ない。
テレビアニメのシリーズから評価の高かったものの劇場版3作も想定内だし、磯光雄の作は期待以上とも言えたが、期待の延長とも言える。
とはいえ、評価の高さということでこの『地球外少年少女』が頭一つ抜けていて、驚きという点では『一秒先の彼女』が新鮮な印象と、幸せで懐かしい鑑賞体験として残る。
31本の映画にはなんだかテレビドラマっぽいものも多かったのだが、一方でテレビドラマにも、昨年度の「大豆田とわ子と三人の元夫」「最高の教師」「エルピス」のような圧倒や熱狂はなかった。話題作の『VIVANT』にもあまりのれなかった。
次の1年に期待ということで以下、列挙。
10/1 『こころ』-絵解き
10/9 『リチャード・ジュエル』-間然するところない
9/19『VIVANT』-萎える
11/5『バンクシー 抗うものたちのアート革命』-さまざまな問い
11/25『騙し絵の牙』-テレビドラマでいい
12/2『スポットライト 世紀のスクープ』-アメリカ社会にとって
12/3『春の一族』
12/23『時をかけるな、恋人たち』
1/3『地球外少年少女』-圧倒的
2/4『ラン・オールナイト』-気楽
2/12『グリッドマン・ユニバース』-胸熱
2/22『チップス先生さようなら』-長い間
2/23『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』-高校の部活動
2/23『今朝の秋』-ドラマの力
2/25『ベイビーわるきゅーれ』『最強殺し屋伝説国岡』-オフビートな
2/26『レヴェナント:蘇えりし者』-大自然
3/2『スウィング・オブ・ザ・デッド』-低予算ゾンビ映画
3/20『一秒先の彼女』-幸せに満ちた
3/23『ビューティフル・マインド』-高評価の訳
4/1『高速を降りたら』『ケの日のケケケ』『ある日、下北沢で』『島根マルチバース伝』
4/17『すずめの戸締まり』-「なかったこと」
5/1『コーダ あいのうた』-予想内
6/9『蜜蜂と遠雷』-音楽を描く
6/10『ザ・ファブル』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』-アクション
6/11『ザリガニの鳴くところ』-湿地
6/14『約束』-日本産警察ドラマ
6/15『TENNET』-辻褄
6/16『早朝始発の殺風景』-日常系ミステリー
7/1『6人の女 ワケアリなわたしたち』-良質な海外ドラマ
7/17『エマ 人工警察官』-テレビドラマ?
7/19『マリグナント』-アドバンテージが消えて
8/9『禁じられた遊び』
8/11『ハミルトン』-見応え
8/13『青鬼2.0』-努力のリソース
8/15『Pearl』『X』-閉塞感
8/16『岸部露伴ルーブルへ行く』-テレビドラマ画質
8/23『黄龍の村』-もったいない
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