2020年2月7日金曜日

『カウボーイ&エイリアン』-ツッコミどころしかない

 ダニエル・クレイグとハリソン・フォードという豪華キャストを揃えながら、金のかかっていそうな撮影も多く、しかもほぼ2時間という尺をとりながら、面白い要素は何も描かれていない。ある意味すごい。
 現代に生きるカウボーイとエイリアンの戦いを描くのかと思っていたら、開拓時代の西部劇の舞台にエイリアンを投げ込むのだった。それじゃあ戦いにならないじゃないかと思いきや、結構戦えるどころか、結局人間が勝ってしまう。地球に来るような科学力はどうなっているんだ。そんな科学力をもったエイリアンがどうして爪と牙で戦ってるんだ、どうして裸なんだ、などなどツッコミどころしかない。
 なんだか味わい深そうな人間ドラマを描きそうな場面はそこここにあるにも関わらず、それもまったく成功していない。
 ただただダニエル・クレイグのカウボーイ姿が格好いいだけ。

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