実に低予算なC級映画だった。ゾンビが一匹(一人?)しか出てこない。
メキシコに近い砂漠が舞台でヒロインがゾンビにつきまとわれる、という話。ゾンビは足の遅いタイプで、歩いて逃げても追いつかれないが、ひたすら追いかけてくる。途中、偶然手に入ったゴムボートを荷物運びに使っていたが、その後でそれと路上に捨てられた古タイヤを使って、ゾンビに荷物を運ばせるというアイデアだけは拍手喝采物だった。
なぜかゾンビに肩入れしてしまう心理も面白かったが、やむをえない別れの後、長々息子に会いに行くエピソードが描かれる間、そこまでのゾンビの存在がまるでストーリーにからんでこないのは勿体ない。
低予算とはいえそこは脚本にがんばってほしかった。
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