どうみても青春映画を予想させる題名で、その通りではあるんだが、謎のセンスで描かれる、サイバーパンクならぬパンクSF。ニコール・キッドマンとエル・ファニングがキャスティングされているんだから、インディーズというわけではないのに、描かれる世界はとてもインディーな感じ。
異星人との接触が、70年代のパンク少年たちを主人公にして描かれる。SFとしてのセンス・オブ・ワンダーがあるかというとそうでもないし、主人公と異星人の少女の交流は凡庸なボーイ・ミーツ・ガールになっているとも思う。パンクのライブ場面は素晴らしい高揚感だったが、CGで異空間が描かれるのはチャチくてがっかりさせられる。
安い手ではあるが、時間の経過と喪失感を感じさせるエピローグがあって、いくらか印象は良い。
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