最近の「家庭教師のトライ」のCMが本作のパロディであることに気づいたのは、あろうことが筆者ではなく、本編を見たこともない娘だった。そんな話題が帰省した息子を交えたタイミングで交わされたのを機に、やはり観たことがないという息子と観直した。さらに勢いに乗って『少年たちは花火を横から見たかった』まで。
前回観た時から長い時間を経ているわけではないので、感想は前回と大きく変わるわけではない。やはり感動の中心は「懐かしさ」だった。
それから、あらためて『少年たちは』を観て、本作には「銀河鉄道の夜」がモチーフになっていることと、未定稿の朗読劇が主役二人によって実演されているシーンに感慨を覚えた。最近丁度、朗読劇にかかわっていて、その中で「銀河鉄道の夜」が候補として検討されたのだった。あらためてアニメ版を観直し、初めて原作を通読した。
そんなこともあっての朗読劇は、なんとも面白いと思えたのだが、とはいえ、ありえたかもしれないその場面としてそれを朗読によって想像すること自体がやはり奇妙に「懐かしい」のだった。
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