2014年11月2日日曜日

 『88ミニッツ』、散歩

 『88ミニッツ』なる深夜映画を録画。サスペンスだかホラーだかという宣伝だったのだがどんなのか不明だったので、休日の徒然に午前中から観てみる。何だか妙な急展開で裁判シーンになって、証人で出てきたのがアル・パチーノだったので、あれ、こいつはちゃんとした映画なのかいなと思い、続けてみてみると、とりあえず謎で物語を引っ張る。車を爆破したりして、妙なところで金がかかってもいる。題名の「88ミニッツ」が、殺人予告のあった途中から、映画と物語中の時間をシンクロさせるという例の手法で描かれるのだとわかって、興味も引かれる。
 だが、結局バタバタしたまま強引に終わるB級サスペンス映画だった。ネットでも口々に「登場人物が把握しきれないうちに終わる」「人物に思い入れも持てないうちに殺される」と、やっぱり、な感想だった。それにしてもあちこち謎だ。冒頭でアル・パチーノと一夜を共にした女が、朝、全裸でY字バランスをしたまま電動歯ブラシで歯磨きをして登場するんだが、この衝撃的な登場が、何ら意味をもっていないのが凄い(さらにどうでもいいが、行きずりの女がどうして電動歯ブラシを持っている? 家主の歯ブラシを勝手に使ってる?)。この女、後で「出張ホステス」だったことがわかり(原語は何だ? コールガールか?)、その後で殺されてしまうんだが、連続殺人犯のトレードマークの、ロープで片足を吊すという殺し方が、ちょうどY字バランスを逆さまにしたポーズのようにも見えるが、その伏線かと考えるのはあまりに無理矢理か?

 昼過ぎに運動不足感をおぼえて、自転車で散歩。途中の古い集落で、側溝の端の草地に小さな旗が何本も立てられている光景を不思議に思って写真に撮る。
どうやら「御加護」と書いてあるように見えるのだが、こういうのを何というのか、ネットでも調べられない。水辺であることと、曲がり角であることに何らかの意味合いがあるのだろうと想像されるのだが。子供が側溝に落ちないようにとのおまじないなのだろうか。

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