2020年6月14日日曜日

『Bound』-身の丈にあった良作

 偶然にもウォウシャウスキー姉妹の映画を二作続けて。まだ「兄弟」だった頃の第一作。一日に二作というのは意識的だが。
 マフィアの金を、幹部の情婦と隣の配管工の女が結託して横取りするというクライム・サスペンス。
 印象は、近いところでは『パーフェクト・プラン』に似ている。そちらほどの肉弾戦があるわけではないが。基本的にはいつばれるか、というハラハラサスペンス。
 『ジュピター』のように金がかかっているわけではないが、堅実な脚本と工夫を凝らした撮り方で、ちゃんと面白い映画になる。『ジュピター』などよりはるかに。
 『マトリックス』のような革新性はないが、良作ではある。

0 件のコメント:

コメントを投稿