2020年6月28日日曜日

『ファイアー・フォックス』-程度の適正がわからない

 次々とクリント・イーストウッド。
 退役した米軍のパイロットが、ソ連の最新鋭戦闘機を盗みにソ連軍に侵入し、奪取して脱出する。
 ミッションの困難さはいうまでもない。スピーディーな展開に伴うサスペンスは確かにある。
 だがその困難さの程度が想像できないので、それができてしまう展開がご都合主義の絵空事に感じてしまう。
 後半の空中戦もそうだ。
 確かマッハ5だとか言っていたようだが、その早さで「惜しい」とか「ギリギリ」とかいうコントロールが可能な空中戦の駆け引きが可能なのか、どうも信じられない。
 ということで、起伏のある物語展開も、手堅い演出も、さすがイーストウッド映画だと思いつつ、どうにものれなかった。

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