脚本作品はいくつか観ているが監督作はこれが初めてのタランティーノ。
「嵐の山荘」ならぬ吹雪の山荘で起こる連続殺人というミステリー仕立ての舞台設定なのだが、別に本格ミステリーなわけではなかった。まあそうだろうな。
2時間47分という上映時間を長すぎるとは感じなかった。どうなるのかが予想できない。会話がタルいという感想もあるようだが、それも先がわからない感じから見続けてしまう。
隠れていた一人の存在はいささか拍子抜けな感じがしたが、それでも実は、という設定が説明されていく終盤も、ミステリーのような論理性を求めるのでなければ、物語を追う楽しみを味わえる。
何か後味の良さのようなものを感じさせてくれるわけではないところが、満足とは言えないし、もちろん感動を期待しているわけではないし、でも奇妙に悪くなかったと思える映画鑑賞の時間だった。
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