元々は映画の感想を書き留めるために開設。後は授業の記録など。
NHKの特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」は思いがけない拾い物だった。加藤拓也の脚本と演出のリズムが巧みで、新しいものを観ているという興味が持続する。
だが最後まで観て、自殺というテーマについては、特に共感も、何か批評的な感想も抱くことはなかった。
それよりも、日々蓄積される憂鬱をどうやり過ごして、どう生きていくかについての、いわば柔らかな着地といったような解決が、心地良い描写の終わりに、ささやかな満足として得られたのだった。
加藤拓也、次はどんな作品で出会うか。
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