2015年8月22日土曜日

1年間で観た映画、テレビドラマ

 1年前に『マレフィセント』の感想を書く場が欲しくて突発的に始めたブログが、何とかここまで続いた。これはひとえに「観た映画については書き残す」と決めたからだ。
 日々の生活の中でどんな重要なことがあろうが、あれこれ言いたいことがあろうが、ブログに書くわけではない。それをするといきなりプライベートに触れてしまって、ネット世界との距離が測れなくなる。
 それでも時折は書き残したいと思うこともあって書きはするのだが、それはとりわけ重要だからという基準で選ばれた話題だというわけではない。書く手間とプライバシーに抵触しないこととを勘案しながら、かつ書くだけの時間的余裕がその後、数日のうちに訪れたというタイミングの問題でもある。
 そんなふうに基準が曖昧だと、とてもこんなふうにあても実りもない行為は続かない。SNSは相手のいることだから、その応答の中で続くこともあるだろうが、まあある種のSNSとはいえ、ほぼ個人日記に近いこんなブログを続けることは難しかったはずだ。
 というわけで映画だ。このルールがかろうじてこのブログを、放置、消滅というありがちな成り行きから救っている。といってもちろん、世の多くのサイトのように、ちゃんと世の人々に読ませようという気のない、映画の内容をほとんど紹介しない記述は、あくまで自分の備忘録にしかなっていないのだが。

 というわけで1年経ったら振り返ってみようと思っていた、1年間に観た映画。単に自分のために以下に挙げてみる。75本。

『マレフィセント』
『のぼうの城』
『グッドウィル・ハンティング』
『華氏451』
『誰も守ってくれない』
『ウォンテッド』
『幸せのレシピ』
『Xファイル ザ・ムービー』
『新しい靴を買わなくちゃ』
『台湾アイデンティティー』
『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』
『魔法にかけられて』
『フィッシャー・キング』
『88ミニッツ』
『Jersey Boys』
『エクスペンタブルズ』
『麒麟の翼』
『ヒッチャーⅡ』
『孤独な嘘』
『婚前特急』
『ハルフウェイ』
『大鹿村騒動記』
『武士の家計簿』
『劇場版 タイムスクープハンター』
『アウトレイジ ビヨンド』
『エターナル・サンシャイン』
『清須会議』
『ダークナイト ライジング』
『沈黙の戦艦』
『トゥモロー・ワールド』
『鈴木先生』
『猿の惑星 創世記』
『劇場版 銀魂 完結篇』
『名探偵コナン 史上最悪の2日間』
『コンタクト』
『ウェス・クレイヴン's カースド』
『PARTY7』
『TRICK 劇場版 ラストステージ』
『ツーリスト』
『網走番外地』
『トライアングル 殺人ループ地獄』
『そして父になる』
『Mr.&Mrs. スミス』
『昼下がりの情事』
『川の底からこんにちは』
『Tightrope』
『見えないほどの遠くの空を』
『風立ちぬ』
『エヴァンゲリオン 劇場版Q』
『サブウェイ123 激突』
『ネスト』
『ももへの手紙』
『寄生獣』
『ボクたちの交換日記』
『パーフェクト・ホスト-悪夢の晩餐会-』
『人狼ゲーム』
『塔の上のラプンチェル』
『世界侵略: ロサンゼルス決戦』
『ファミリー・ツリー』
『かぐや姫の物語』
『はじまりのみち』
『おとなのけんか』
『アパリション-悪霊-』
『生贄のジレンマ』
『THE NEXT GENERATION -パトレイバー』
『ルームメイト』
『ダレン・シャン』
『FIN』
『ラスト・ワールド(原題『The Philosophers』)』
『シンプル・プラン』
『エイリアンズVS.プレデター2』
『閉ざされた森(原題「Basic」)』
『LAST7』
『ミッション・インポッシブル』
『コンスタンティン』

 75本というと5日に1本くらいか。もちろん、まとめて3本くらい観る週末があったり、3週間くらい観られない時もある。
 さて、こうして並べてみるとランキングしたくなるのが人情だ。だが、こういうのは観たタイミングによって評価が公平でないことは承知している。そのうえであえて順位をつけずに10本を選ぶなら、以下の作品たち。

『幸せのレシピ』
『Jersey Boys』
『エターナル・サンシャイン』
『沈黙の戦艦』
『トゥモロー・ワールド』
『パーフェクト・ホスト-悪夢の晩餐会-』
『おとなのけんか』
『FIN』
『ラスト・ワールド(原題『The Philosophers』)』
『閉ざされた森(原題「Basic」)』

 心温まるドラマ『幸せのレシピ』『Jersey Boys』、SFとして出色だった『エターナル・サンシャイン』『トゥモロー・ワールド』『ラスト・ワールド』、シチュエーション・スリラーというよりコメディーとしてよくできていて楽しかった『パーフェクト・ホスト』『おとなのけんか』、堂々たるエンターテイメント『沈黙の戦艦』『閉ざされた森』など、玉石混淆の中で確実に光る玉もあった1年だった。
 そして『トライアングル』『そして父になる』『見えないほどの遠くの空を』の3本はいくらか考察を加えたりして、その意味でもとりわけ印象深い。

 今年は『ウェディング・マッチ』による坂元祐二の再発見から『問題のあるレストラン』に熱狂し、そこから『最高の離婚』『Mother』などの連続ドラマを見直したり、古沢良太の『デート』、宮藤官九郎の『ごめんね青春』、木皿泉の『昨夜のカレー、明日のパン』などもあって、テレビドラマも面白いものの多い一年だった。『64』の完成度にも驚いた。

0 件のコメント:

コメントを投稿