去年の公開の時に興味をひかれていた。曜日で性格の変わる多重人格の一人が消えてしまうという設定は確かに面白そうだ。
主人公を「火曜日」に据えて、経験できなかった「水曜日」を経験するワクワク感は悪くない。
が、まあ全体としてはそこそこ、という感じだった。登場する人格は、結局主人公の火曜日と月曜日だけで、映画の最後にそれぞれワンカットだけ登場する他の曜日のキャラクターの「別人」ぶりが見事ではあったが、それをもっと見せておかないと、他の曜日が消えてしまうことを、火曜日が止めたいと思う動機に、観客が乗れない。
他人格がどうして消えてしまうのか、というのと、どうやって消えないようにしたのかという理屈も、上手く伝わってこずに、納得感も爽快感も安堵感もぼちぼち。
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