2014年12月22日月曜日

『ダークナイト ライジング』

 『ダークナイト』はもちろん名作だし、『バットマン ビギンズ』も(定かではないが)良い印象があるので、期待したものの、残念な鑑賞後感(「読後感」に相当する「映画を観た後の感じ」を表す言葉ってなかったっけ?)に終わった。一緒に観ていた息子も同様の感想。
 シリアスなドラマとしての見所があったか? どうもそうとは思えない。ベインがゴッサムシティを制圧して、核爆弾で脅すところに『ダークナイト』のジョーカーの要求と同じ、ヒリヒリするような焦燥感を期待したのだがその後の展開はぐだぐだで期待はずれ。
 とするとなんだ? 主人公の苦悩か? 「エヴァンゲリオン」でも碇シンジの苦悩が一つの吸引力であるような作品評を目にするが、あれはそんな中二な問題が魅力であるとはとても思えない。『ダークナイト』でも、そこは鬱陶しいばかりだ。
 じゃあアクション? だが擬斗は古典的に過ぎて、『エクスペンダブルズ』あたりの見事なアクションを観てしまうとがっかり。
 もしかしたらバットマン・カーなどのギミックの面白さに喝采を送ればいい映画なのか? これだけの大作で、もったいつけたシリアスなタッチなのに? 大体そんなものに興味ももてないし。
 もしかしたら、三部作を通して、映画館で観ると大いに感動したりするのかもしれないが。

1 件のコメント:

  1. エバンゲリゲリ

    あんな中学生いるんかいな?

    戦いの中に身を置くって
    もっと本能むき出し
    しゃばっけたっぷりでないと
    やってらんないとおもーけーが、、、

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