楽しみ方をはずしてしまった第一作に比べて、こちらは実に素直に楽しかった。
軍の上層部の不正にからんで窮地に陥った自分の後任者を助けようと、みずからトラブルに巻き込まれていく主人公が、法を犯し、軍に逆らって不正を暴いていく。
絶体絶命に思える窮地を乗り切る機転や行動力、戦闘力はもちろん痛快で、一緒に追われる女性士官との掛け合いも楽しい。ユーモラスな「ボーン」シリーズ(の縮小版)という感じではある。
そこに、主人公の娘ではないかという疑いのために巻き込まれる女子高生が加わって、危なっかしさにハラハラし、意外な活躍に喝采し、そのうち醸成される絆にホロリとさせられる。
何かすごいものを観たというような感動はないが、実によくできた楽しいエンターテインメント作品。
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