先日の『友だちのうちはどこ?』に続くアッバス・キアロスタミ作品。
が、『友だち』と違って、こちらはついていけない、と感じた。「意味」が読み取れないシーン、カット、台詞が多すぎる。
これはたぶん「意味」を読み取るフレームがわからないのだ。だが、自殺を思いとどまるに至るドラマとしての物語としては、いちおう「わかる」と思える。なのに、全体としては「無意味」と思える車の走行や道ばたの描写が蜿々と映されて、なんだかなあ、という感じで見続けることになる。
事情も説明されないまま、主人公が自殺したがっているという状況に感情移入が出来ないのは、狙ってのことなんだろうが、それでどう見ればいいのか。
撮影風景を挿入するという終わり方も、掟破りで、あざといと思った。徒に異化効果を狙っているようで。
ただ、解説を読むと、車の運転手と助手席の同乗者が、別撮りなのを編集で会話している様につないであるのだと知ると、これはすごい技術だと唸る。
だがこのすごい技術が映画の感動につながるわけでもなく。
「フレーム」がわかってしまうと、いきなり感動的になるのかもしれない。いずれ観直してみると。
が、『友だち』と違って、こちらはついていけない、と感じた。「意味」が読み取れないシーン、カット、台詞が多すぎる。
これはたぶん「意味」を読み取るフレームがわからないのだ。だが、自殺を思いとどまるに至るドラマとしての物語としては、いちおう「わかる」と思える。なのに、全体としては「無意味」と思える車の走行や道ばたの描写が蜿々と映されて、なんだかなあ、という感じで見続けることになる。
事情も説明されないまま、主人公が自殺したがっているという状況に感情移入が出来ないのは、狙ってのことなんだろうが、それでどう見ればいいのか。
撮影風景を挿入するという終わり方も、掟破りで、あざといと思った。徒に異化効果を狙っているようで。
ただ、解説を読むと、車の運転手と助手席の同乗者が、別撮りなのを編集で会話している様につないであるのだと知ると、これはすごい技術だと唸る。
だがこのすごい技術が映画の感動につながるわけでもなく。
「フレーム」がわかってしまうと、いきなり感動的になるのかもしれない。いずれ観直してみると。
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