2014年10月19日日曜日

「ごめんね青春!」「昨日のカレー、明日のパン」、ビッケブランカ

 このクールのアニメは「寄生獣」も2話でやめてしまったし、「四月は僕の嘘」も絵が綺麗なのは特筆すべきだが、見続けるかどうかはまだなんとも。
 それより宮藤官九郎の「ごめんね青春!」恐るべし、だ。なんなんだこのハズレのなさは。多くのドラマは、新聞のテレビ欄でいくら広告しようとも主演俳優の名前しか書いていないというのにクドカンは満島ひかりより錦戸亮よりも先に名前が掲げられる。それもむべなるかな。
 ところでこのドラマに個人的に受けた点。
 舞台が我がふるさと(の隣の隣の市の)三島市だ。どういうわけでこんな地方都市が選ばれたのか謎だ。舞台のモデルになっているのは私も併願した日大三島なんだろうなあ。三島での高校生活は結局実現しなかったが。昨日買ったばかりの「うなぎパイ」が話題に出た時には、娘と顔を見合わせてしまった。
 もうひとつ。授業のシーンでトリンドル玲奈が持っていたのは、私の関わっているあの書籍だった。エンドクレジットには協力として出版社名が出ていたから、編集部が知らないはずはないのだが、この間の会議では話題に出なかったなぁ。ところで高校3年という設定で「国語総合」はなかろう、などとは学校関係者しか思わないだろうが。

 もうひとつ、木皿泉の「昨夜のカレー、明日のパン」は、一話の後半を録り損ねて観られなかったのだが、2話まで観たところ、すこぶる良い感じ。この良さも「ごめんね青春!」同様、まだ言葉にならない。願わくはテレビ的な中途半端なコメディっぽさや感動ものっぽさを狙った演出などせず、淡々と脚本をリアルなお芝居で見せて欲しい。それでも木皿泉的ユーモアはにじみ出るだろうし、それでこそ、この奇妙な不穏さや悲しみを背後に隠した穏やかな空気はいっそう生きるだろうに。

 You-Tubeで見つけた新人。
ビッケブランカ『秋の香り』
ビッケブランカ『追うBOY』
あまりの完成度にびっくりしたのだが、なんとなく清竜人を「Morning Sun」(Youtubeにはカバーしかないみたい)で知ったときのような予感もある。その後、興味をなくして、今は聞いていない、という。

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