2020年5月24日日曜日

『渇き』-語るのが難しい面白さ

 中島哲也の方のもいずれ、とは思っているが、今回のは私的韓国映画特集におけるパク・チャヌク監督作品。ポン・ジュノ作品でお馴染みのソン・ガンホが『スノー・ピアサー』に続いて二枚目に見える作品だった。これでも『殺人の追憶』の方が6年も前なのか。
 さて、どうなるのか、まるで先が読めないまま見続けて、それなりの満足を持って見終えた。悪ふざけする『コクソン』のようなことはなく、大げさな描写がちゃんとユーモラスに見える。
 しごく好意的に観終わったのだが、さて、どこが面白かったかを言うのは難しい。
 ともかく映画として上手い、と思った。だがそれがどういう点であるとか、そこから感ずる面白さがどういう性質のものであるとか、どんなふうに感情が動いたのか、とにかく言葉にしにくい。たぶん時間をかけて考える必要がある。
 今回のレンタルでの鑑賞については、返してしまったのでこれまで。

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